知って欲しい診療情報

高齢のわんちゃんに多い子宮蓄膿症

子宮蓄膿(ちくのう)症という病名を聞いた事はありますか?

この病気は子宮に膿がたまったり、粘液がたまってしまう細菌感染症です。

腹膜炎を起すと半日もたずに死んでしまうとても怖い病気です。

感染症によってよく出る症状だけでは、飼主様にはどこが悪いのか見当がつかないのが、この感染症のやっかいなところです。

「うちの犬、元気がない、食欲がない、よく水を飲む」ぐらいにしか感じないことも多いのが現状です。

子宮内にたまった膿、いわゆるオリモノが膣の外に出てくるのを発見すれば「あっ”婦犬科“の病気だ」とおわかりになると思いますが、その状態では重症になってしまっている場合もあります。

この感染症は避妊手術をすることで予防できます。

====== こんな場合は子宮蓄膿症の可能性が潜んでいます  ====== 

□ 避妊手術をしていない

□ 元気がなくなる

□ 食欲が減る

□ 生理が終わったのに1ヵ月後に出血がある

□ 水をよく飲む

※子宮蓄膿症は早期の動物病院での治療がとても重要です

※様子がおかしいな?と思ったら早めに動物病院へのご来院を!